教室の様子[体験モニター5歳さんの記録]4

「お絵かき算数」体験モニターで来てくれている5歳の年中さん。4回目のレッスンでした(^^)

前回の記録は 教室の様子[体験モニター5歳さんの記録]3 をご覧ください。

お絵かき算数とは、どんぐり倶楽部の良質な算数の文章問題の読み聞かせを聞き取り、絵に描き起こしてとく方法です。読解力と算数の力を(それ以外にも仕掛けがたくさんあります(^_-)-☆)同時に鍛えます。

0MX03 年長さん問題の4問目でした

今日は、くらげの海に来ています。毎日たくさんのくらげが集まってきます。
今日は昨日よりも5匹多いようです。昨日のクラゲは6匹でした。
明日もまた今日と同じ数だけ増えるとすれば明日はクラゲはなん匹になるでしょうか。

>くらげの海です

少し考えた後に、クリスマス会をしている家族のクラゲを描きました。
「お誕生会かな、この前の(家族の)誕生日にはね~ あっ!やっぱりクリスマス プレゼントがいるね」
とお話しながら描いてくれました。

お絵かき算数の取り組みがうまくできている子は、算数の文章問題を解くときに、生活と繋がっているのがよくわかります
勉強と暮らしは切り離されたものではなくて、「生活と繋がっている、連続性のあること」です。
そんな風に学び続けることができると、身近なものが全て問いになり探究になる。楽しんで、深く学べます
小学校の就学前から小学校1年生くらいのお絵かき算数の開始は、この時期の子どもたちは「遊び(生活)と学び」が密着しているので、導入がスムーズだと感じます。
親の価値観が結果主義や完璧主義であっても、この時期の開始であればそこそこの絵は描けるのですが、ちょっともったいないですね。親が変化できなければ、その後の伸びも心配です。
そこを抜けるまでは各地にどんぐり教室があるので利用されると親子ともに楽になるかなと思います。
私は苦しい時期があり、教室を立ち上げました(笑) 頼りになるかは自信はないですが、支えにはなれると思います(たぶん…)。
親子でやる難しさもあるので、教室という場所があるのは悪くないかなと思います(きっと…)。

幼保教育の場では、遊び・生活が大切にされていて、それが学びのもとであることがよく理解されています。
託児所、保育園、幼稚園と子どもをいろいろな場で力を借りてきましたが、どこも子どもの育ちを大切にしてくれていました。(そうでないところもまれにあるようです…悲しい保育事故もあるのでいろいろなご事情があってもそこは譲らずに頑張りましょう!)
小学校に入学すると、とたんに、遊び・生活と勉強が乖離してしまいますね。良い活動もあるんですけどね、アレ?というところもありました。
2021年度は、全ての小学校の1年生に対して「スタートカリキュラム」の導入が決まったそうです。
幼保教育で大切にされている、「遊びと生活と学び」が小学校でも大切にされる動き、さらに子どもの学び環境が良い方向に進むことを期待しています(^^)/楽しみですね

 

>毎日たくさんのくらげがあつまってきます

「あ!わかった!集まるっていうことは並んでるんだ。おべんとうやさんがあってね、子どもがやってるの。大人が買いに来るんだよ」

>今日は昨日よりも5匹おおいです

〇を5つかいてから、その下にクラゲを5匹。

「スキーをしてるんだよ。これは雪ね。」

(お名前)ちゃんは、スキーに行ったの?

「行ってないよ。雪は降ったけどね」

どんどんと絵が広がる、理想的な状態です。
算数の文章問題が、こんなに豊かな物語になること、本当に驚きます
私が添削で出した作品のなんと貧相なことか_( _´ω`)_
もともと年長さん問題はメルヘンのある良問ですが、それがさらにこんなに素敵になるんですよ!!!!

この絵でも、勉強と生活が繋がっていることが感じられます。季節も感じられます。
どんぐり倶楽部では、「お絵かき算数」だけではなく「子育て」の部分が大切にされている理由です。
「教育は子育てのほんの一部」でしかないのです。
子育ての部分…丁寧で季節を感じられる生活と遊びを味わいながら過ごしているか、が絵に現れてきます。
これがなければ、教育の部分をいくら頑張っても絵は描けず、伸びないのです。

>昨日のクラゲは6匹でした。
>明日もまた今日と同じ数だけ増えるとすれば明日はクラゲはなん匹になるでしょうか。

「いろんな顔のくらげを描くんだ~。あ、間違えちゃったけど面白い顔になったね。」

今日は、お絵かきしながら、うちの猫が気になったり、他のものが気になったり、と集中して取り組めていませんでしたが(それが悪いということではありません)

豊かな絵を楽しく描けていました。
集中は必ずしも必要ではないんですよね。絵は描けていますからね!
集中する力は、生活の他の場面のどこかに育つところがあります。
方法はいくつもあるんですね(*^-^*)それは遊びの中にあることが多いように思います
1日の大部分は生活で遊びなので、大切にするところが「どこか」は明白ですね(^^)/生活と遊びの時間です

集中力をつける…やりぬく力をつける…などの方法はいくつもあるのですが、学校ではひとつの方法と結果しか評価できないんですよね マンパワー的に多様に柔軟には難しいと取り入れる気がなさそうです…まあそんな評価なので気にする必要がないので気にせずに(;^_^A
どんぐり問題の取り組みでは、集中してやりなさい、きちんとやり通しなさい、ということはありません
しかし、継続していると、いずれ集中力や、やりぬく力がついてきます
お絵かきをして楽しんで見守っていきます(^^)/

今回は、教室の様子[体験モニター5歳さんの記録]3の問題と同じく「昨日」「今日」「明日」という時間の流れを把握する必要のある問題でした。それについては、前回の記録をご参照ください(^^)

今日は、スクラッチ帳を2枚付け足して、3ページ分の作品になりました。(1枚は残ったので こたえ を一緒に描きこみました。)
キャンパスの広さは「ワーキングメモリー」の広さと考えます。大きく絵が描けていますね!
キャンパスが足りなければ付け足します。ページをめくってしまうと、「目で見て考える」ことが難しくなるのでこんな風に付け足していきます。1枚の絵で見えることが大切です。

*答え合わせはさせない

答え合わせを生徒自身にはさせてはいけません。

また、余計な一言を書き込まない。
アドバイスは、口頭で軽く優しく伝える。
添削は、確認(思考の後追い)の形跡と、見て欲しい部分のアピールのみ。

キャンバスはワーキングメモリー部分であり、その子の心のキャンバスでもある。
そこに、書き込むのだから、軽い気持ちで書き込んではいけない。
一生残る言葉だと思って、書き込むことが大事です。
目の前のこの10年後を考えて書き込むことが肝要です。

軽々しく「ざんね〜ん」なんて、たかだか計算ミスで、心のキャンパスに書いてしまっては、
それまでの教育が台無しになりますからね。
健全な子育てと教育のヒント❏どんぐり倶楽部の雑記帳 より

キャンパスがワーキングメモリーってどういうことだっけ…と探してみたら、そこが詳しく書いてあるページはみつけられませんでしたが(見つけたら追記します)、このキャンパスが大切な理由と、添削の心構えについて糸山先生が記載された記事をみつけたので引用しました。

可愛く描けた、楽しく描けた、だけではなく、キャンパスの重み、取り組みの重み、忘れてはいけませんね。これを忘れずに、教室ではみていきます(*^-^*)どんぐり家庭学習にもお役に立てればと思います

基礎とは簡単なことや単純なことをできるようにすることではなく、なんにでも応用できる力のこと」です。

この問題を、
基礎を勘違いして計算式だけにして「6+5+5= 」といった計算式をズラリと並べたものをミスせずできるようにすることではなく、
いやいや計算式ではなくて文章問題を解くのが良いんだといって「6+5+5= 」を立式させるのでもなくて

生活と繋がったものとして、子どもの空想の世界を大切にし、自分の力で絵に描き起こしていく力をつけていくこと
そして、普段の生活を味わうこと

本来の子どもが持っている、この豊かな力を壊さず、大切にしていきたい。

この子育てと教育について、関心を持ってくれた親子全てに、無理なく導入できるように支えていけたらと思います。

今回も素敵な作品になりました(*^-^*)また次回も楽しく絵を描こう!
次はなにがでてくるかなー?(今日はクラゲでした。クラゲがでてくる問題もなかなかないよね(笑))

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